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偽物の犬の甲状腺機能低下症について

■2015/12/14 偽物の犬の甲状腺機能低下症について
偽物の犬の甲状腺機能低下症について
おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
 
前回は、一般的な犬の甲状腺機能低下症の治療について話をしました。
今回は、偽物の甲状腺機能低下症についての話をします。
 
前回、一般的な犬の甲状腺機能低下症の話をしましたが、甲状腺機能低下症は、原発性甲状腺機能低下症と偽甲状腺機能低下症があります。
甲状腺が正常にも関わらず、甲状腺機能低下症のような症状になります。
腫瘍や全身性の感染症、循環障害、貧血、糖尿病、クッシング症候群などの病気により、甲状腺機能低下症のような症状になることがあります。
 
甲状腺以外の病気になると血清T3が低下して、その後血清T4が低下していきます。
抗癲癇薬やグルココルチコイド、他のステロイドの投薬をしても同じようにT4が低下します。
 
血清T4は、基礎疾患の種類や重さによって大幅に低下して、これが長期に続くと甲状腺機能低下症と同じような症状が出てきます。
このような状態をSick Euthyroid Syndoromeといいます。
 
基礎疾患を見落としたり、血清T4値だけを信じると原発性甲状腺機能低下症と間違えてしまうことがあります。
そのため、原発性甲状腺機能低下症を診断するためには、数多くの基礎疾患を必ず除外する必要があります。
血清T4と比較して、fT4は低下の程度が軽いことが多いので、fT4を鑑別診断に入れていきます。
 
Sick Euthyroid Syndoromeの犬に甲状腺ホルモン製剤を投薬すると無意味だけではなく、有害になります。
特に心疾患を持っている犬では、危険になることもあるので、注意が必要です。
 
Sick Euthyroid Syndoromeを診断するためには、TSH刺激試験をおこなう必要があるのですが、BSE問題により、TSH製剤が入手困難になったため、現在ではTSH刺激試験ができません。
これにより、Sick Euthyroid Syndoromeを完全に除外できない為、甲状腺機能低下症ではない症例を除外できなくなっています。
診断する獣医師が、注意しなくてはいけないです。


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