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犬の銅関連性慢性肝炎の食事療法以外の治療について

■2016/01/21 犬の銅関連性慢性肝炎の食事療法以外の治療について
犬の銅関連性慢性肝炎の食事療法以外の治療について
おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
 
前回は、犬の銅関連性慢性肝炎の食事治療についての話をしました。
今回は、食事以外の治療についての話をします。
 
重金属拮抗薬として、D-ペニシラミンという薬があります。
その薬は、重金属を拮抗して、結合した銅を尿と一緒に排泄させる機能があります。
前回、食事療法の時にお話しした、メタロチネインの生成を増加することによって、抗炎症、免疫抑制、抗繊維化などの効果もあるといわれています。
 
銅関連性慢性肝炎のラブラドールレトリバーにD-ペニシラミンを使って治療したところ肝臓中の銅の濃度が低下して、炎症も改善したという報告があります。
ただ、即効性がなく継続して使用することで効果が得られるので、投与が長期になることがあります。
ただ、重金属拮抗薬が長期にわたる場合は、銅の機能不全のリスクを予防する目的で、肝生検を実施して肝臓中の銅の濃度を再評価する必要もありますので、そのためにまた、麻酔をかけて開腹をしなくてはいけないのは、なかなか現実的ではないところもあります。
腹腔鏡があるところであれば、傷も小さく襲撃も少ないので、いいと思います。
 
D-ペニシラミンによる副作用が強い場合や効果がない場合は、トリエンチンという薬もあります。
D-ペニシラミンより副作用が少ないといわれています。
同じ、重金属拮抗薬になります。
遺伝的に銅関連性慢性肝炎に発症したベトリントンテリアに6か月間投薬して、肝臓中の銅の濃度が50%以上減少して、病理組織学的にも改善が見られたという報告があります。
トリエンチン投与中は肝臓や血液中の銅が枯渇してしまうことがあるので、それを予防する目的で、定期的な肝生検をして、肝臓組織の銅の濃度を測っておくことが推奨されていますので、これも現実的にその為に麻酔をかけて開腹をして、肝生検するというのは、難しいことが多いです。
やはり、腹腔鏡があるところに限られると思いますし、それでもその度にするかということを考えると難しいことが多いと思います。
 
食事療法以外の治療としては、効果があるの思われるのですが、肝臓の生検をする必要がるので、定期的に肝臓の生検をすることができるのかというと難しいことも多いので、なかなか現実的ではない治療になってしまうと思います。


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