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犬の銅関連性慢性肝炎の症例について

■2016/01/22 犬の銅関連性慢性肝炎の症例について
犬の銅関連性慢性肝炎の症例について
おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
 
前回は、犬の銅関連性慢性肝炎の食事療法以外の治療の話をしました。
今回は、銅関連性慢性肝炎の症例について話をします。
 
ラブラドールレトリバー、避妊済みのメス、体重22kg、8歳の症例で、なんとなく元気がなくて、食欲も落ちてきているということで、来院されました。
血液検査をしたところ、肝臓の酵素が上がっていました。
レントゲン検査では、肝臓が少し小さくなっていました。
エコー検査では、肝臓にあきらかな異常はありませんでした。
血液凝固検査でも異常はありませんでした。
内科的な対応として、ウルソデオキリコール酸、抗生物質の治療をおこないましたが、やや肝臓の酵素は下がるものの持続的に高い値になっていました。
胆汁酸の上昇がみられたため、慢性肝炎、銅関連性慢性肝炎などを疑いました。
当院では、CT検査も腹腔鏡検査もできないため、CT検査、腹腔鏡による肝臓の生検検査ができる2次診療施設にお願いいたしました。
肝臓の生検の結果より、肝臓組織中の濃度が4,000を超えている状態だったため、銅関連性慢性肝炎と診断いたしました。
 
治療としては、肝臓病用の療法食を開始しました。
それでも肝酵素が高い状態だったので、銅拮抗薬としてD-ペニシラミンの投薬を併用しました。
それでも肝酵素の上昇がみられたため、ステロイドを併用しました。
そうしたところ、肝酵素も下がり始めました。
その後、D-ペニシラミンを止めてみて、それでも肝酵素が下がっていたので、ステロイドも減らしていったところ、肝酵素の上昇がみられたため、再度腹腔鏡による生検検査をお願いしました。
 
生検検査による病理組織学的検査では、炎症細胞はなく、銅の値も100ぐらいになっていたため、ステロイドもやめて、食事療法だけにしました。
肝臓の値は高いままですが、症状はいい状態を保っています。
 
このように所見と組織検査が一致しない時もありますので、どうしても生検が必要になるときもあり、飼主様としては、決断が難しいこともありますが、今回は生検検査をさせていただくことができたことにより、診断ができ、治療も行うことができました。
この辺りは、なかなか難しいことでもあります。


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