おはようございます。ふじわら動物病院、藤原です。
前回は、高齢期によくみられる目の病気の核硬化症の話をしました。
今回は、若齢期にみられる角膜の病気の角膜ジストロフィーの話をします。
犬や猫の若齢期というのは、1から6歳までの事を言います。
若齢期に多い目の病気として、進行性網膜萎縮や若年白内障があります。
その他、若齢期にみられる角膜ジストロフィーという病気があります。
角膜ジストロフィーとは、全身性の異常がない原発性の目の病気になります。
両目になり、遺伝性の異栄養疾患になります。
角膜の表面にも中や内側にもなります。
若齢期の時は、角膜実質に角膜ジストロフィーが起こることが多いです。
中年齢では、角膜の内皮に角膜ジストロフィーが起こることが多いです。
角膜ジストロフィーの特徴として、白や灰色、銀色の結晶ができたような角膜に濁りができて、これが両目に見られます。
炎症は起こらない為、濁りができても充血したり、目の痛みが出たりすることはありません。
気にする様子もなく、無症状です。
角膜実質にみられるジストロフィーは、角膜上皮の真下の実質の浅いところにコレステロールやリン脂質や脂肪酸などが沈着します。
これは、遺伝性疾患なので、遺伝に問題があります。
角膜ジストロフィーを遺伝的に持っている犬種は、ビーグル、シベリアンハスキー、シェルティー、キャバリア、プードルなどがあります。
両目の角膜の同じようなところに同時にできます。
片目だけということは、通常ではないため、片目だけしかできていない場合は、遺伝性ではなく他の病気になります。
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