
人間の病気で、女性特有の病気(子宮、卵巣、乳腺にできるもの)はいっぱいありますよね。
近年では増加傾向にあるようで、定期的に健診を受けましょうとよく耳にします。
実はうさちゃんの世界でも、女の子特有の病気が多く存在します。
今回は、そんな女の子に起こる病気、その中でも子宮の病気のご紹介です。
≪子宮腫瘍≫
良性の平滑筋腫(人で言う子宮筋腫)や、悪性の平滑筋肉腫や子宮腺がんが発生します。
中でも子宮腺がんは、女の子のうさぎに発生する腫瘍のなかで最も多い腫瘍です。
3歳以上で避妊していない女の子の50~80%で子宮腺がんが発生すると言われています。
平滑筋腫や平滑筋肉腫は、子宮腺がんと同時にできることが多くあります。
子宮腺がんができると、血尿が出たり、食欲が低下します。
乳腺にしこりが出来ることもあります。
子宮腺がんはゆっくりと大きくなり、1~2年かけて他の臓器へ転移していきます。
肺への転移が多く、肺転移を起こすと予後は非常に悪くなり、化学療法なども効果はありません。
やがて呼吸困難となりなく亡くなってしまいます。
≪子宮内膜過形成≫
4歳以上のうさぎの子宮に発生する病気の中で一番多い病気です。
子宮の内部をおおっている子宮内膜が異常に増えてしまう病気で、どんどん進行していきます。
増えてしまった子宮内膜がポリープを作り、水ぶくれのようなものが子宮の中に出来てしまいます。
そして子宮内膜過形成は、やがて子宮腺がんへと進行していきます。
この病気でも血尿が出て、食欲が低下し、乳腺にしこりが出来ます。
また血尿がでるため、貧血してしまいます。
≪子宮水種≫
子宮の中に水がたまる病気で、4歳ぐらいから多くなります。
お腹がまんまるにふくれてるのに体重が減ってきた、呼吸があらい感じがするなどの症状が見られます。
水がたまった子宮が他の臓器を圧迫するため、呼吸もしにくくなってしまうからです。
この病気は死亡率約50%と言われています。
高齢で出産経験のないうさちゃんがこれら子宮の病気にかかる確率は80%ほどと言われています。
では、このような子宮の病気にかかってしまったら、あるいはかからないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
一番良い方法は卵巣と子宮を摘出してしまう避妊手術を行うことです。
卵巣、子宮がなければもちろん子宮の病気にはなりません。
また発情を繰り返すことで乳腺の腫瘍ができることもあります。
避妊手術を行うと発情は起こりませんので、乳腺腫瘍の発生率を大幅に抑えることが出来ます。
避妊手術を行うタイミングとして最適と言われているのは生後4~6ヶ月です。
しかしこの時期を過ぎたからと言って、もう手術できない、というわけではありません。
もちろん全身麻酔をかけて行わなくてはならないためリスクもあります。
麻酔のリスク、費用、将来病気になる確率・・・
考えなくてはならない事も多くなかなか決断は難しいことかもしれませんが、一度検討してあげるのもいいのではないでしょうか。























