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【現役獣医が解説】猫の腎臓病を早期発見するためにはどうしたらいいのか?
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腎臓病を早期発見するには
種類
年齢 全年齢
診療科目 泌尿器科
症状 腎臓病

ふじわら動物病院
院長の藤原宏光です。(筆者プロフィールはこちら

猫の慢性腎臓病は、主要な死因の1つとして知られています。
特に7歳以上の高齢の猫ちゃんは要注意です。




7歳以上の猫ちゃんの死因第1位は、腎臓病によるもので
実はガンによる死亡数よりも多いというデータが出ています。

出典:日本アニマル倶楽部株式会社




腎臓の機能は1度破壊されると元に戻らない臓器なので、
早期発見することがとにかく重要です。






■慢性腎臓病を早期発見する方法は?

答えは定期的な健康診断です。




1年に1回~2回の定期的な健康診断を行う事で、
正常時の数値を把握することができます。




「健康診断をして、何も異常がなかったらお金を損した気がする」
「まだ若いし健康だから大丈夫」



という話も聞くことがありますが、
猫ちゃんには

・猫ちゃん全体の正常値
・個体それぞれの正常値

が存在します。
猫ちゃん全体の正常値から多少外れていたとしても、
その子としては正常値の範囲内という事があるのです。



それは健康なうちから定期的な健康診断をしているから
正常値がわかるわけです。



だから腎臓病を早期発見するためには若くて健康なうちから定期的な健康診断を受けることが大切なんです。

猫健康診断



健康診断のペースは

0~6歳 年1回
7歳~ 年2回

がおすすめ。
猫の1年は、人間でいう5歳年を取るのと同じくらいのペースです。

猫ちゃんは体調が悪くても、症状を態度に出さない傾向が強いので
病気の早期発見のためにも、定期的な健康診断は必ず受けさせてください。






■腎臓病を早期発見するために健康診断ではどんなことをするの?

健康診断では腎臓病の検査だけでなく、
体中の様々な異常を見つけるために行います。

体中の異常を探す1つが腎臓の機能チェックです。

代表的なものが 

・SDMA検査
・尿検査

といったものになります。
SDMAは血液検査の一種になります。

健康診断2






■病院に連れて行って健康診断をするのが難しい猫ちゃんはどうしたらいい?

猫ちゃんの中には、いつもと違う環境(動物病院)へ行くのを嫌がる子も多いかもしれません。
そんな時は、お家で尿を採集していただき病院へもってきてもらえれば
尿検査が可能です。

最近では魚型のスポイト(お弁当に入っている醤油さし)を利用して猫ちゃんの尿を採集する方法もあります。
システムトイレを使う採尿方法が猫ちゃんにストレスがかからず、一番簡単だと思います。

システムトイレ
出典:https://www.kao.co.jp/cat-health/special/urinalysis/

システムトイレはシートを敷かずに使用することで、
チップ(砂)を通過した尿を下のトレーに溜めることができるので、
これを魚型スポイトで採集します。

221
出典:https://www.kao.co.jp/cat-health/special/urinalysis/

あとは動物病院へもっていって検査をするだけ。

猫の採尿方法の1つで、猫ちゃんがおしっこをしている時に、
後ろからお玉を使って採尿をするというものもありますが、
難易度が高いうえ、猫ちゃんが嫌がっておしっこをしなくなってしまうリスクがあります。






■健康診断以外に腎臓病を早期発見する方法は?

日ごろから猫ちゃんとスキンシップを取ってちょっとした異常に飼い主様が気づいてあげることです。

【現役獣医が解説】猫の腎臓病(腎不全)とはの中でも書きましたが、猫ちゃんが腎臓病になると以下のような症状が見られるようになります。



1.食欲がない
2.よく水を飲む
3.嘔吐・下痢をする
4.元気がない
5.痩せてきた
6.尿の回数が異常に増えた
7.排尿が回数が明らかに減った
8.毛づやが悪くなった
9.体重の減少
10.息が臭い
11.弱っている
12.動くことが少なくなった
13.睡眠量が増えた



最初に出てくる異常の兆候は


・大量の水を飲むようになる


ということです。
おや? と思ったら、お電話などで一度お問い合わせいただくのがいいでしょう。


当院でも近くテレビ電話による遠隔診療、健康相談を実施予定です。
詳細が決まりましたら改めて告知いたします。


病院嫌いな猫ちゃんの力に少しでもなれて、
腎臓病の早期発見につながったらうれしいです。


それでは!







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